(2018年作、長編、第50回放送脚本新人賞 一次審査通過)
中学生で春木家の養子一(イチ)は、皮膚病で入院した病院で、柊ののと出会う。家庭のストレスを抱える、似た者同士の二人は、意気投合する。イチの育ての母陽子は心の病を抱えている。イチとののは、陽子を救うため、陽子とイチの思い出のピグミー・マーモセットを手に入れようと企てる。
コメント
珍獣×病気もの。自分が皮膚病で入院した時のエピソードや、身近な人の話を参考にしながら、病に向き合う人々の姿を描きました。悲劇のさなかにいた経験をネタにする強さが身に付きました。ピグミー・マーモセットを入手する過程が、不自然でちょっと盛り上がりに欠けると反省しています。